Search Console – 新コンソールでのドメインプロパティ設定手順
2019年2月27日に新Google Search Console画面にドメインプロパティの追加機能が加わりました。
この記事ではドメインプロパティとは?といった疑問から、CORESERVERを使った実際の設定方法まで解説してまいります。
私も実際に作業してみましたが、10分もあれば設定完了するので是非やってみてください。
ドメインプロパティとは
ドメインプロパティとは、http、https、wwwあり、wwwなし、サブドメインといった複数のドメインに関する数値やGoogleからの通知を、1個のGoogle Search Consoleプロパティで確認するための手段です。
従来、これらプロパティをまとめて確認するためには、プロパティセットというプロパティをまとめた箱を作り、そこで確認することが可能でした。しかし、この設定は複数のドメイン別にプロパティを作成したのち、統合させるという面倒な作業が必要でした。
また、そもそもこのプロパティセット機能は2019年3月中に廃止の予定となっています。そこで登場したのが、今回の「ドメインプロパティ」です。
詳細手順は後ほど解説いたしますが、ドメインプロパティでの対応であれば、DNSに対して一度認証作業を行ってしまえば、複数のドメイン毎にプロパティを作成するような作業は不要です。ドメインプロパティはプロパティセット完全なる代替というわけではありませんが、代替手段と言って差し支えない機能というわけです。
ドメインプロパティ追加手順
- Google Search ConsoleからTXTレコードを発行
- サーバー管理画面からDNSレコードを追加
- Google Search Consoleから所有権を確認
1. Google Search ConsoleにてTXTレコード発行
まず、ドメインプロパティン認証にあたって必要となるTXTレコード(文字列)をGoogle Search Consoleから出力する必要があります。
Google Search Consoleの画面からプロパティの追加を選択すると以下の通り、追加するプロパティタイプを選択することができます。
今回は左側のドメインプロパティの追加を選択してください。
すると次に、以下の「DNSレコードでのドメイン所有権の確認」画面が出てきます。
ここに記載のあるTXTレコードは、後でDNS認証時に使用するのでコピーして控えておいてください。また、この画面の「確認」ボタンは次の手順のDNS認証が終わってから押すことで認証作業が完了しますので、まだ押さないでください。
2. サーバー管理画面からDNSレコード追加
ここから先はGoogle Search Consoleではなく、レンタルサーバー側で設定を行なっていきます。
今回は、CORESERVER(以下コアサーバー)での設定例を示していきますが、他社レンタルサーバーでも同じような設定となりますのでサーバー管理者にご相談ください。
また今回、ドメイン関連の操作については「ValueDomain(以下バリュードメイン)」という会社のサイトで設定を行なっていきます。簡易的なドメイン操作であれば、コアサーバーの管理画面からも行えますが、今回のDNSレコード(TXTレコード)の設定は、バリュードメインの管理画面からのみしか行えません。
まずコントロールパネルにログインしてから「ドメインのDNS設定」を選択します。
該当ドメインのDNS設定画面に移動します。
すでに3行入力されているので、3行目の最後をクリックしてカーソルを出し、エンターキーで4行目を出します。
txt @ サーチコンソールのコード
(txt+半角スペース+@+半角スペース+サーチコンソールコード)
入力が完了したら、画面を下へ少しスクロールしたところに「保存」ボタンがあるので、クリックして、完了となります。
なお、これから先の作業は、設定自体は非常に簡単なのですが、設定を間違うとサイトが表示されなくなる等のリスクもありますので、ご注意ください。
3. Google Search Consoleから所有権を確認
最後に、Google Search Consoleに戻って、先ほど押さなかった「確認」ボタンを押してください。
なお、DNSに設定を行ってから5分程度経過しないと認証できず、以下のような画面が表示されます。
この画面が表示された場合、もう少々待ってみてください。
すると以下の通り、認証作業が完了します。
あとは、プロパティの一覧に追加したドメインプロパティが表示されることを確認して作業完了です。
以上で完了です。